コーヒーのネットオークション始まる

 かくしてコーヒー協会では基準を設け、特においしいコーヒー豆をスペシャルティコーヒーとして認定することになった。
1999年には日本スペシャルティコーヒー協会が設立。
 
その後、もっともスペシャルティを必要としたのは第一次生産者である農家である。

1980年代末、コーヒー豆の価格が爆下がりした時期があったのだ。
コーヒー豆のキロあたり価格は、1986年から翌年までの1年間で723円から357円へと半減。
90年代には284円まで下落。
2000年台には201円、167円と信じられないくらいの下落を続けた。
コーヒー農家にとっては地獄の30年間だ。

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 アメリカのコーヒーチェーンは、商社からドカッと大量に豆を仕入れて、客からカフェのサービス料を頂戴するビジネスモデル。
多店舗展開で全体の取引量を増大させる代わりに、豆の単価をどんどん引き下げさせた。
 だが、それでは中小農家はつぶれる一方となる。
珈琲生産者のほとんどは、珈琲だけが生活の糧を得るための作物になっていた。
、市場価格がニューヨーク取引市場でこんなに下がってしまうとなると、生産者は赤字。

そんな状況で生産環境にこだわったおいしいコーヒー豆なんて作れない。
そこで注目されたのがスペシャルティコーヒーです。
 コーヒー協会がコーヒー豆の品評会“カップ・オブ・エクセレンス”を始めたのは1999年。
豆をお湯につけた状態でブラインドテイスティングをして、100点満点中80点以上(現在は85点以上)のコーヒーに称号を与えるというルールをつくった。

画期的なのは、優勝したコーヒー豆をインターネットオークションで直接やりとりできるようにしたこと。
農家と焙煎所が直接やりとりできるため、売上の多くを農家が獲得できる仕組みが作られた。

優勝したコーヒー豆には市場価格の10倍ほどの値がつくこともあり、コーヒー農家にとっては大儲けの大チャンスでした。
アメリカではカップ・オブ・エクセレンスの流れから、品質の高いコーヒー豆をインターネットで手に入れる方法が広まっていった。

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